月額制のアプリを使えば最少人数の担当者で対応できる

従来の備え付けのタイムレコーダーは、従業員の打刻忘れなど人為的なミスが生じたり、多数の従業員が使用することで故障しやすかったりと様々なリスクがあります。そうした問題を防ぐには、法人向けに提供されている月額制のタイムレコーダーアプリの導入を検討するのがおすすめです。こうしたアプリは、提供元によって操作方法が異なりますが、出社や退社の際にスマートフォンで個々の従業員が簡単に打刻でき、最小限の人事や事務の担当者で勤怠管理を行えるといったメリットがあります。

また、勤怠のデータを利用してボーナス査定の参考にしたり、昇給の手続きをスムーズに行ったりすることも可能です。なお、役立つ機能が付いたアプリを採用するうえで、現場の従業員にアンケートを取ったり、アプリの使い方をレクチャーしたりすることも必要です。

面倒な給与計算もクラウド型のタイムレコーダーで楽々

大手のIT企業などが提供しているクラウド型のタイムレコーダーの中には、勤怠管理をはじめとする基本的な機能だけでなく、給与計算のサポート機能が搭載されているものもあります。こうしたツールは、導入や運用のためにある程度のコストが掛かりますが、工場や医療機関、福祉施設など交代制勤務の現場でも、スムーズに各従業員の時間外手当や夜勤手当の計算など必要な作業を進めることができます。多くの法人顧客を抱えているIT企業の中には、長期契約を希望する法人に向けて、割引価格で一通りのサービスを利用できるようにしているところもあるため、導入前に各社の対応を比較するのがおすすめです。

タイムレコーダーは、職場内に設置する従来の製品だけでなく、スマホアプリやクラウドソーシングのサービスを通じて打刻を行うものも普及しています。