パーツを取りつける場所が決まっている
パソコンが正常に起動しないなど、動作が不調なときにパソコンのケースを開けてみたという人は結構いるでしょう。中にはたくさんのパーツとコードがあり、とても複雑なものに見えたかもしれません。だから、パソコンを自作するなど到底考えられないと考える人が多数でしょうが、実はパソコンを自作することはそれほど難しいことではないのです。なぜなら、家庭用パソコンは規格が統一されており、電源ユニットはケースのここにネジ止め、CPUとメモリはマザーボードのここに差し込むといった風に決まっており、パーツを揃えればあとはそれらを特定の場所に配置するだけでいいからです。
規格が違うと動作しないパーツがある
ただ、パソコンを自作する人が初めてという場合、気をつけなければならないことがあります。それは、CPUのメーカーや型番などによって、それに合わせたマザーボードを選択しなければならないという点です。たとえば、20年ぐらい前に作られた中古のマザーボードを格安で手に入れ、それに最新のCPUを組み込むことはできません。メモリにも規格の違いが存在するので、たくさんのパーツの中から同じ規格のパーツを選ぶという作業に自信がないのであれば、パーツの選定だけパソコンショップの店員に任せるのもありでしょう。
CPUクーラーの取り付けだけはちょっと難しい
パーツを揃えたら、あとは個々のパーツを取りつけ、ケーブルを接続することだけでいいですが、CPUクーラーの取り付けだけはちょっと異質なので注意が必要です。CPUの上にCPUクーラーを載せて、プッシュピンでマザーボードに固定するという流れですが、ピンは向きが決まっており、向きが違うとすぐにはずれてしまいますし、きちんと押し込まないとCPUとCPUクーラーがちゃんと接着せず、動作不良につながります。
プリント基板実装工程は大きく分けて、表面部品を実装する工程と刺し部品を実装する工程の2つになります。